2021.01.22
職人さんは宝 その3 オリジナルの蒔絵
みなさんこんにちは!
みやひでの鈴木です。
寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
今回はみやひでの職人さん紹介第3弾!
蒔絵師の大塚様です。
木地師さんが木材から台屏風を切り出し、塗装師さんが綺麗に塗装をした後は、
きらびやかな駿河蒔絵で最後の装飾を行います。
大塚様は職人歴32年。高校卒業と同時に蒔絵職人の道に進まれました。
作業場には、ひな人形の台やお道具がずらりと並んでいました。
普段は作業場で一人黙々と制作をしているそうです。
蒔絵装飾の作業工程は大きく分けて3段階。
1 スクリーン
桜の形の枠を使って色を付けていきます。色を変えながら5回にわたって重ねていく、版画のような技法です。
2 ガンスプレー
中央の部分にひとつひとつスプレーで塗料を噴射し、ぼかすことではなびらの立体感を表現します。
3 蒔絵塗装
塗装のされた板に「さび盛り」という技法で漆の塗りを施します。
漆をムラなく均一に塗るため、筆や刷毛は奥から手前に動かすことを徹底しているそうです。
そこから2時間ほど待って塗料が固まってきたら、金粉を綿につけて塗っていきます。
木の影は、赤金と青金の調合された少し緑がかった金粉で表現します。
木の幹の質感や陰影のつけ方等、蒔絵師によって特徴が大きく異なるようです。
オンリーワンの台屏風をみやひでのお店で見つけてください。
静岡の職人さんが丹精込めて手作業でつくる、みやひでのお人形を感じて頂けたでしょうか。
実際に制作の様子を見てみると、より一層商品の魅力が増しますね♪
お店ではさらに詳しくお伝えしますので、お気軽にご質問くださいね。